イスラエルはヨルダン川西岸地区で何を求めているのか？

パレスチナの政治アナリストは、イスラエルがヨルダン川西岸への攻撃強化により「ガザ地区で失墜した自らのイメージを回復しようとしている」との見方を示しました。

【ParsToday西アジア】パレスチナ政治問題アナリストのムハンマド・アルキーク氏は11日、ある分析の中でヨルダン川西岸地区におけるイスラエル軍の行動に言及し、「イスラエル軍は数カ月前にヨルダン川西岸を戦場にすることを決定した」とし、「現在の攻撃の目的は、ガザにおけるイスラエル軍の敗北を隠蔽することにある」と強調しました。

また、「イスラエル占領軍はガザでの汚名返上を狙っているほか、軍の士気を高めヨルダン川西岸での勝利を目指そうとしている」としました。

さらに、「ヨルダン川西岸への攻撃は、シオニスト入植者に対する一種の確信を与える行為だといえる。イスラエル軍の幹部らは入植者に対し、自らが入植者とともにあり彼らの安全を守り、彼らを支援していることをアピールしようとしている」と述べました。

そして、「ヨルダン川西岸では、占領軍の行動の激化により安定している地域は一切なく、状況は刻々と悪化している」としています。

イスラエル軍は最近、ヨルダン川西岸のジェニン市、トゥルカルム市、およびその周辺の村々への攻撃を激化させており、この攻撃で多数のパレスチナ人が殉教、負傷しています。

パレスチナの市民と戦闘員もまた、あらゆる手段を駆使してガザ地区とヨルダン川西岸地域におけるイスラエル側の犯罪に対抗してきました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。