イスラエルがイエメン首都を爆撃/抵抗組織アンサーロッラー:「対イエメン攻撃は失敗」
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イスラエルの爆撃により黒煙が立ち上るイエメン首都サヌア市内
シオニスト政権イスラエルが24日日曜、イエメンの首都サヌアを標的に軍事攻撃しました。
カタール国営衛星通信アルジャジーラは「イエメン首都サヌアで大規模な爆発が発生した」とし、「イスラエル政権による攻撃はサヌア南西部にある石油化学製品の貯蔵庫を標的としたものだと報じています。
【ParsToday西アジア】目撃者の証言によりますと、イスラエル政権はサヌアにあるイエメン大統領官邸とミサイル基地付近を標的としたということです。
イスラエルのテレビ局は「今回のイエメンン大統領官邸を攻撃した目的は、同国のイスラム抵抗組織アンサーロッラーのアブドルマリク・バドレディン・アル・フーシ事務局長の暗殺、並びにサヌア及びイエメン西部フダイダにあるミサイル施設が標的だった」と主張していますが、その一方でイエメンのメディアは「攻撃の標的となったのは首都近郊のハジズ中央発電所を含むサヌアの民間インフラだけだった」と報じました。
一方、イエメンのアル・マシーラTVは「イスラエル政権の攻撃はサヌアのアル・サティン通り(60)にある石油会社の倉庫を標的にしたものだ」と発表しています。
アンサーロッラーのヒザム・アル・アサド政治局員は今回の攻撃に反応し、「イエメン国民に対する攻撃は失敗に終わり、敵にとって唯一の結果は絶望と敗北となるだろう。我々にとっての重要事項は戦争の停止、およびガザ封鎖の解除である」と述べました。
アンサーロッラー政治局はまた「イスラエルによるイエメン攻撃は蛮行である」とし、「敵はいつものように軍事部門とは何ら関係のない民間インフラを標的にしており、ガザでやっていることと同様、民間人への加害行為に依存している」と強調しています。

