サウジアラビア、テロの温床
サウジアラビアのジュベイル外務大臣が再度、イランをテロ支援で非難しました。こうした中サウジアラビアは民主主義とは無縁で、ワッハーブ派を広めている他、世界のテロの温床として知られています。
キャラミー解説員
人道法、民主主義、自由、文明のない国で育ったジュベイル外務大臣は、21日木曜、ベルギー外務省に属する研究所で、「イランの歴史には殺害や国際法の不履行が含まれている」と主張しました。
ジュベイル外相のこうした発言の一方で、サウジアラビアの歴史は、民主主義の欠如、地域の国民に対する殺害や犯罪行為であふれています。
イランは国際分野で独立した国、国際機関で積極的に活動するメンバーとして、常に国際法の尊重を強調し、この枠内で、責任を受け入れる国として、世界の平和と安全の道を歩んでいます。
イランが2年前に国連に提示した「過激派・暴力との戦い同盟戦線」の結成に関する提案は、国連総会で190カ国の賛成により採択されました。
イランは常に、人類社会の問題を解決するために、国際法や国際機関を重視し、毎年この枠内で、年次総会に積極的に参加することで、協力によるよりよい世界を作るために自らの見解を提示しています。国際法への遵守と集団的な協力は、国際問題を解決するためのイランの原則的な政策です。
イランはこうした原則に注目し、自国がテロの犠牲国となっていることから、テロ対策において積極的な役割を果たし、常に国連などの国際機関や安保理に断固としたテロ対策をとるよう奨励しています。
イランの国民と体制責任者はイスラム革命の勝利後、テロの標的になり、1万7千人以上の市民がテロで殉教しました。テロ組織モナーフェギンは、イランでテロ活動を行っているグループのひとつで、現在、サウジアラビアの庇護のもとにあります。
モナーフェギンとサウジの責任者の共謀は、イランに対抗するために、解体したテログループを利用しようとするほどまでに万策尽きています。サウジアラビアはイランをテロ支援で非難する一方で、世論のもとで、タリバン、アルカイダの父、シオニストの仲間として知られ、イラクやシリア、イエメン、そしてパレスチナやレバノンにおいても殺害に加担しています。
イランとレバノンのシーア派組織ヒズボッラーとの協力は、ジュベイル外相の見方では、テロ支援となっています。こうした中、サウジアラビアは2006年の33日間の戦争で、国家テロの象徴であるイスラエルの傍らで、ヒズボッラーに対抗し、この戦争で民間人の殺害を見物していました。
サウジアラビアはまた、イスラエルとも、パレスチナ人への明らかな圧制、虐殺支援など、多面的な協力を行っています。
サウジアラビアとISISとの協力も明らかであり、どんな論理的アプローチもサウジアラビアをテロ対策の支援者とは見なしていません。なぜなら、サウジアラビアは、アルカイダ、タリバン、現在ではISISやヌスラ戦線というテログループを創設した国だからです。