イスラエルはガザにレバノンでの方式導入を試みる
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ガザ地区にレバノンでの方式導入を試みるイスラエル
シオニスト系新聞の1つ・イディオト・アハロノトが24日月曜、シオニスト政権イスラエルがガザ地区で「レバノンでのモデル方式」の実施を目指していると報じました。
【ParsToday西アジア】イディオト・アハロノトは「国連暫定駐留軍の配備を含めた停戦合意の第2段階の実施要求への圧力が高まる中、イスラエル軍は現地の状況転換および、レバノンでのモデル方式の実施を目指している。その理由は、国連軍の配備によりパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの行動に対する同軍の軍事的対応が制限されるからである」と報じています。
この報道によれば、イスラエル軍は現在、ガザ地区への国連軍配備に先立ち、より大きな行動の自由を得るために、現場に新たな現実を押し付けようとしています。
この点について、イディオト・アハロノトは「アメリカは益々、停戦合意の第2段階目の実施を迫ってきているが、イスラエルはハマスが3人の捕虜の遺体を返還していないと主張し、このプロセスに抵抗している」と報じました。
こうした中、ハマスはこれまでにシオニスト捕虜20人を釈放し、他27人の捕虜の遺体を引き渡しています。
この報道によりますと、停戦合意の第2段階では、ガザ南部ラファ検問所の開設、人道支援の拡大、同地区への出入り許可、そして最終的にはガザ管理が可能な機関の設立後の新たな境界線への撤退など、ガザの状況緩和のための措置が必要となっています。
イディオト・アハロノトはさらに「イスラエル政権はパレスチナ人の力の回復・立て直しを阻止するため、ガザ地区内での一切の行動に対する『強力な対応』政策を追求している」と強調しました。
こうした事態の一方で、イスラエル軍は2025年10月の停戦合意以来、合意に違反し、数百人のパレスチナ人を殺害・殉教に追い込むとともに、数千人を負傷させています。
一方、国際レベルでは、シオニスト政権はICJ国際司法裁判所でジェノサイド罪を理由に提訴されており、特に同政権のベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアブ・ガラント元戦争大臣に対しては戦争犯罪容疑で逮捕状が発行されています。

