国連がシリアの民間人標的を懸念
10月 04, 2016 20:36 Asia/Tokyo
国連のパン事務総長が、シリアで民間人が標的にされていることを、故意の戦争犯罪だとしました。
イスナー通信によりますと、パン事務総長は、4日火曜、スイスのジュネーブで、「シリア情勢は世界中で最も悲劇的な問題のひとつであり、一部の関係勢力は民間人に対しより破壊的な兵器を使用している。この行為は故意の戦争犯罪と見なされる」と語りました。
パン事務総長は、「人権法の軽視が、シリアで損失を伴う大きな悲劇を生じさせており、現在、すべての人がこのような恐ろしい出来事に立ち向かうべきだ」と強調しました。
また、「ジュネーブ合意は何度となく無視され、負傷した子供達や病院の職員が標的にされている」と述べました。
さらに、「世界の難民の数は非常に多い。だが、現在の危機は数の危機ではない、むしろ危機は互いに関連している」と述べました。
およそ10年前、世界の難民の数は現在の半数以下でしたが、現在その数は6500万人に達しています。
難民問題はこの2年で危機的な状況になっています。
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