スイス・ローザンヌでシリア危機に関する国際会議
10月 16, 2016 15:56 Asia/Tokyo
スイスのローザンヌで、シリア危機に関する国際会議が開催されました。
イルナー通信によりますと、ローザンヌの国際会議は、15日土曜、4時間半に渡って行われ、シリア危機の政治、安全保障、人道面に関して話し合いました。
この会議には、アメリカ、ロシア、カタール、トルコ、サウジアラビア、イラン、エジプト、イラク、ヨルダンの外務大臣と、国連のシリア特使が出席しました。
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー・アラブ・アフリカ担当次官は、この国際会議の終了後、「この会議では、停戦について話し合いが行われたが、その期日は確定されなかった」と語りました。
ジャーベリーアンサーリー次官は、IRIB通信のインタビューで、「ローザンヌの会議では、国際的にも、また国連安保理の決議でもテロリストと見なされるグループを、シリアの各グループと区別すること、アレッポをはじめとするシリア各地での様々なグループとの対応方法とそのシリア撤退方法について、長い議論が行われた」と語りました。
さらに、「シリア危機に関わる全ての国やグループの間の話し合いは、今後も継続される」と述べました。
ロシアのラブロフ外務大臣とアメリカのケリー国務長官も、この会議の終了後、会議に参加した国々が、接触を続けることで合意したことを明らかにしました。
ローザンヌの会議の傍らでは、イランのザリーフ外務大臣が、イラクのジャアファリ外務大臣、及び、ロシアのラブロフ外務大臣と、地域情勢、特にシリア危機と、この国の封鎖下にある人々への支援方法について意見交換を行いました。
タグ