ロシア、シリア北部アレッポで8時間の停戦を発表
10月 18, 2016 18:09 Asia/Tokyo
ロシア国防省が、「ロシア軍とシリア軍は、シリア北部アレッポで21日木曜に8時間、戦闘を停止する」と表明しました。
ロイター通信が、ロシア・モスクワから伝えたところによりますと、ロシア国防省の幹部の1人は、記者会見において、「ロシアとシリアの政府軍は、民間人やテロリストにアレッポを退去する猶予を与えるべく、この町での攻撃を8時間に渡り停止する」と語っています。
また、「現在、テロリストはアレッポの一部地域で民間人の殺害を行っているが、西側諸国はこうした現実に目を瞑っている」と述べました。
さらに、「今月20日木曜の午前8時から16時までの一時的な停戦により、アレッポ各地に対する人道支援が実施されることになる」としています。
国連は、アレッポでの今回の停戦案を、プラスではあるものの不十分であるとしました。
国連のドゥジャリク事務総長報道官は17日月曜、「8時間の停戦では、包囲された地域に人道支援物資を届けるには十分ではない」と語っています。
アメリカ国防総省も、今回の停戦は肯定的な措置ではあるが、極めて短すぎるとの見方を示しています。
EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は17日、アレッポでの停戦はプラスの一歩であると語りました。
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