シリアのテロ組織が停戦違反、軍をミサイルで攻撃
12月 31, 2016 19:55 Asia/Tokyo
テロ組織の自由シリア軍が、停戦に違反し、シリア西部で政府軍に対するミサイル攻撃を行いました。
イルナー通信によりますと、テロ組織の自由シリア軍は、ツイッター上で、ハマー西部の軍の訓練施設をミサイルで攻撃したと主張しました。
30日金曜未明から、シリア全土で停戦が発効し、自由シリア軍を含む武装組織の多くが、これに応じました。
テロ組織ISISとファトフシャーム戦線への攻撃を対象外としたこの停戦は、アメリカ抜きで締結された、10年間にわたる中東関連の国際外交のイニシアチブによるものです。
アメリカはこの停戦に関する話し合いにおいては脇に追いやられ、カザフスタンで行われる和平会合にも参加しません。
ロシアのプーチン大統領は29日木曜、イランと、トルコ、ロシアの協調は、シリアの停戦合意が締結される要因になったとして、3カ国は共同でその実施を担当していると表明していました。
一部の西側諸国と地域の同盟国のテロ支援により、およそ6年前から始まったシリア危機では、多くの人々が死亡し、また、建物や施設に数十億ドルの被害を出しました。