パレスチナの各グループ、アメリカ新大統領に警告
1月 22, 2017 19:22 Asia/Tokyo
パレスチナの民族的、イスラム的なグループや政党が、アメリカ大使館がテルアビブから聖地ベイトルモガッダス・エルサレムに移転されることについて、「この措置は、地域に戦火を起こす可能性がある」としました。
パレスチナ情報センターによりますと、パレスチナの各グループは、21日土曜夜、ラマラでの会合の終わりに声明を発表し、「アメリカ大使館のテルアビブから聖地への移転は、パレスチナ人との全面戦争におけるシオニスト政権イスラエルへの明らかな支持を示すものだ」と強調しました。
この声明ではさらに、「アメリカ大使館の聖地移転は、シオニスト政権の占領下にある土地に聖地を加えるための作戦、そのユダヤ化と占領に合法性を与えるものだ」とされています。
こうした中、パレスチナ自治政府のアッバス議長や関係者は、アメリカ大使館のテルアビブから聖地への移転という決定と、それが地域の平和や安全のプロセスに及ぼす影響について警告しました。
アメリカのトランプ新大統領は、選挙公約の中で、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移転すると語っていました。
タグ