シリア外務省、「アメリカ連合軍の攻撃は侵害行為」
May 17, 2017 18:33 Asia/Tokyo
シリア外務省が、北部ラッカ州と東部デリゾール州におけるアメリカ主導の連合軍の最近の攻撃は、シリアの主権に対する明らかな侵害行為だとしました。
シリアのサナ通信によりますと、シリア外務省は、国連安保理と国連事務総長に宛てた2つの書簡の中で、ラッカ州とデリゾール州に対するこの連合軍の攻撃を非難すると共に、これはシリアの主権と領土保全の侵害だとしました。
シリア外務省関係者はまた、「この作戦は国連安保理決議の枠外で行われており、明らかに国連憲章に違反している」と強調しました。
この非合法な攻撃により、ラッカ州では民間人26人が死亡、デリゾール州では民間人31人以上が死亡しており、この死者のほとんどは女性や子供で、また、多くの負傷者が出ました。
シリア危機は、合法的なアサド政権を転覆させる目的での、サウジアラビアやアメリカ、その同盟国の支援を受けたテロリストの大規模な攻撃により、2011年から始まりました。
タグ