イラク首相、「モスルでのISISの運命は終わった」
6月 27, 2017 19:38 Asia/Tokyo
イラク北部の都市モスルの旧市街におけるテロ組織ISISの作戦が失敗したとする複数の報道から数時間後、イラクのアバディ首相が「ISISは事実上終焉を迎えた」と語りました。
イルナー通信によりますと、アバディ首相は26日月曜、「イラク北部ニナワ州の中心都市モスルの完全な解放が正式に宣言されるときが近づいており、イラク軍はこの都市のごく一部の地区を除いた大半の地域を掌握している」と述べています。
また、モスルではイラク軍とISISの激しい戦闘が続いていることに触れ、「ISISは、モスル西部での最後の拠点において、民間人に物的、人的被害を与えようと最後の足掻きを続けている」としました。
テロ組織ISISは、2014年夏にニナワ州を攻撃し、その中心都市モスルとこの州の広範な地域を占領しました。
モスルの解放作戦は、昨年10月から始まり、この町の東部が解放されて以来、今年の2月19日からイラク軍はモスル西部の解放作戦を開始しており、この作戦は最終段階を迎えています。