シリアを巡るアメリカの新たな挑発
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アメリカ政府がシリアに対して新たな挑発を始めている中、シリアの情報筋は、アメリカ有志連合軍の戦闘機が、再び、シリア東部デリゾールで民間人を攻撃したと報告しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 29, 2017 19:26 Asia/Tokyo
  • シリアを巡るアメリカの新たな挑発

アメリカ政府がシリアに対して新たな挑発を始めている中、シリアの情報筋は、アメリカ有志連合軍の戦闘機が、再び、シリア東部デリゾールで民間人を攻撃したと報告しました。

アメリカ有志連合軍の戦闘機は、28日水曜、デリゾール東部の村を数回に渡って攻撃しました。これにより、少なくともシリア民間人40人が死亡しました。27日火曜にも、デリゾールの別の地域に対する空爆で、民間人42人が死亡しました。このような攻撃は、ISISとの戦いを口実に、国連とは別の形で、シリア政府との調整を行わずに2014年8月から続けられています。

アメリカ有志連合軍によるシリア民間人への攻撃は、シリアのテロリストの犯罪と同じものと見なされます。有志連合が発表している政策はISISとの戦いですが、実際は、テロとの戦いを弱めています。テロとの戦いの前線にいるシリア政府とその同盟国の拠点に対する攻撃は、アメリカが支援する武装勢力やテロリストを支援するものであり、アメリカはそれによって、必要があれば、自分たちの政治ゲームのための土台を彼らに整えさせようとしています。

現在、アメリカ政府がシリアに対して行っているシナリオは、4月のシリアのイドリブに対するシリア政府の化学兵器による攻撃についての主張を思い起こさせるものです。この攻撃については、これまで調査が実施されておらず、好戦的なアメリカのトランプ政権のシナリオ作りをこれまで以上に証明するものであり、4月の際には、空軍基地への攻撃が指示されました。このミサイル攻撃は、これまで、イドリブへの化学兵器による攻撃にシリア政府が関与した証拠が提示されていない中で行われました。

これについて、アメリカのジャーナリストであるシーモア・ハーシュ氏は、「アメリカ軍は、イドリブへの化学兵器による攻撃など行われなかったことを知っている」と語りました。ハーシュ氏は、アメリカの安全保障顧問とシリア駐留のアメリカ軍兵士の間で交わされたイドリブ攻撃に関する会話について、明らかにしました。兵士はこの会話の中で、「化学兵器による攻撃など行われなかったこと、シリア人が、ISISの武器庫を攻撃したことを知っている」と語っています。

イドリブを巡る一連の出来事は、アメリカ政府が再び、シリアに関して新たなシナリオを開始し、新しい動きのための準備を進めていることを示しており、アメリカによるシリア攻撃の可能性への懸念が高まっています。これについて、ロシア上院外交委員会のコサチョフ委員長は、28日、「アメリカの新たな挑発行為は好ましいものではない。アメリカは、新たな化学兵器による攻撃を知っていても、それを阻止しようとはしていない。それどころか、意図的にシリア大統領を標的にするか、シリアへの先制攻撃を準備し、それを正当化しようとしている」と語りました。

シリア軍が化学兵器による攻撃を準備しているとするアメリカ政府の新たな主張は、非常に危険なゲームであり、テロリストや武装勢力によって悪用される可能性があります。イドリブのシナリオの経験から、イラン、ロシア、シリアは、アメリカのシリアに対する新たな行動について警告を発しました。ロシアのラブロフ外務大臣は、28日、「ロシア政府は、アメリカのシリアに対する挑発的な行動に対して適した回答を与える」と強調しました。この中で、シオニスト政権の治安部門に近いイスラエルのサイト・デブカファイルは、「シリアのアサド大統領によるラタキアの空軍基地への訪問は、ロシアとシリアによる、アメリカの攻撃を退けるための準備を物語っている」と伝えました。