イラク・クルド人自治区で分離独立の是非を問う住民投票
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イラク・クルド人自治区で分離独立の是非を問う住民投票
イラク・クルド人自治区で、分離独立の是非を問う住民投票が行われています。
この投票は、イラクの中央政府や世界が反対する中、25日月曜朝から始まりました。
イラク中央政府の他、イラク・クルド人自治区と国境を接するイラン、トルコ、シリアは、地域における政治的な国境の変更に反対しています。
イランのローハーニー大統領は、24日日曜夜、イラクのアバディ首相、トルコのエルドアン大統領のそれぞれと電話で会談し、イランはイラクの国家の統一と領土保全に反するあらゆる動きに反対すると強調しました。
ローハーニー大統領は、「イランは、イラクの中央政府を完全に支持する」と述べました。
一方のアバディ首相も、この電話会談で、「イラク・クルド人自治区のバルザニ議長の行動は、イラクを新たな対立に導くものだ」と述べました。
アバディ首相は、「クルド人自治区の住民投票は憲法への違反であり、それがどのような結果であっても法に反することになり、イラクの中央政府がそれを認めることはない。この問題に関する協議も行わない」と語りました。
さらに、住民投票が始まる前にテレビで、クルド人自治区の人々にメッセージを寄せ、イラクの統一を維持するために必要な措置や領土保全の必要性を改めて強調しました。
トルコ外務省は、「トルコ政府は、この住民投票を違法なものとみなし、正式には認めない」と発表しました。
イラク政府と近隣諸国の最初の反応は、クルド人自治区との国境の閉鎖でした。
イラク、トルコ、イランとイラクの中央政府が、イラク・クルド人自治区に対して領空を閉鎖したことにより、実際この地域は封鎖されています。
トルコとイランの陸の国境でも、治安対策が高まっています。
イラク・クルド人自治区は海にはつながっておらず、イラク、トルコ、イラン、シリアの4カ国に囲まれています。