トルコ、「ジュネーブでのシリア和平交渉かく乱の意図あり」
3月 13, 2016 22:01 Asia/Tokyo
シリア和平交渉のトルコ代表が、「ジュネーブでの和平協議に、シリアのクルド人代表が参加する場合には、この協議を妨害する」として警告しています。
ロシア・イタルタス通信によりますと、ロシアのアレクセイ・ボロダフキン駐ジュネーブ国連大使は12日土曜、「トルコ代表は、ジュネーブでの和平協議にシリアのクルド人代表が参加した場合、協議をかく乱するとして警告した」と語っています。
ボロダフキン大使はまた、「ロシアは、ジュネーブでの和平交渉へのクルド人代表の参加を求めるとともに、国連やアメリカの政府関係者に対し、トルコのこのような立場表明は決して受け入れられるものではなく、好ましくないものだ」と述べました。
先月22日、ロシアのプーチン大統領とアメリカのオバマ大統領はシリアでの停戦に関する共同声明を承認し、これは先月27日から実施されています。
もっとも、この停戦協定には国連安保理のリストに掲載されているISISやヌスラ戦線などのテロ組織は含まれていません。
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