ロシア、「シリア・ラッカへの爆撃で瓦礫の下に何千もの遺体が埋まっている」
4月 08, 2018 16:20 Asia/Tokyo
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シリア・ラッカへの爆撃で瓦礫
ロシア国防省が、ツイッターで、破壊されたシリア北部ラッカの衛星写真を公開し、「ラッカは、アメリカが主導する対ISIS有志連合軍の戦闘機による爆撃で破壊され、何千もの遺体が瓦礫の下に放置されている」としました。
イルナー通信によりますと、ロシア国防省は、7日土曜夜、「航空写真は、アメリカ主導の有志連合軍の戦闘機による爆撃で、ラッカの広範に渡る地域が破壊されたことを示している」としました。
また、「ラッカの町は、現在も水道や電気、医療設備がなく、住民が安全に帰るための下地は整っていない」と強調しました。
アメリカは、近年、テロ組織との戦いを口実に、シリアやイラクの民間人を何度も攻撃してきました。
アメリカ連合軍は、2014年8月から現在まで、シリアとイラクに対して、2万9225回の空爆を行っています。
シリア政府は、国連事務総長と国連安保理議長に何度も書簡を送り、アメリカ連合軍のシリアでの犯罪を終わらせるよう求めてきました。
対ISIS有志連合軍は、オバマ政権時代、イラクとシリアのテロリストとの戦いを主張して結成されました。
こうした中、公式統計によれば、アメリカと、そのアラブや西側の同盟国は、ISISをはじめとするテロ組織を誕生させ、彼らに武器や資金の援助を行っています。
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