サウジアラビアで、失業率が上昇
7月 18, 2018 15:35 Asia/Tokyo
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サウジアラビアで、失業率が上昇
サウジアラビアで、同国のムハンマド皇太子が行った経済改革により失業率が上昇しています。
トルコ・アナトリア通信によりますと、サウジアラビアでは2016年から開始された、同国政府による経済改革計画が逆効果となり、失業率が上昇しているということです。
この報告によりますと、昨年の1月から9月において、サウジアラビアでの失業率はおよそ12%だったのが、今年の第1四半期には13%に増加し、同国史上最悪の記録となったということです。
サウジアラビアでの失業率の増加は、ムハンマド皇太子が主導する経済改革の目標に反した形となっています。
サウジアラビアの経済改革の目標の1つには、2020年までに失業率を9%台に、2030年には7%台に減らす事が盛り込まれています。
サウジアラビアの経済成長率は、2016年には1.7%でしたが、2017年には0.07%にまで低下しました。
複数の報告によれば、今年の第1四半期において、サウジアラビアでは政府部門と民間部門をあわせて23万4200人の外国人労働者が失職しているということです。
サウジアラビアで失業率が上昇した理由の1つとして、石油収入の減少による緊縮財政政策の実施が挙げられます。
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