英ガーディアン紙「サウジ刑務所内の拷問の実態に関する資料を入手」
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刑務所
イギリスの新聞ガーディアンが、サウジアラビアの刑務所における政治犯への残虐な拷問の実態についての機密報告書を入手したことを明らかにしました。
ガーディアン紙は31日日曜、「この報告書は、サウジアラビアの反体制派ジャーナリストのジャマール・カショギ氏が、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館内で殺害された後に、国際的な圧力のもと、同国サルマン国王の命令により作成されたものである」と報じました。
この報告書は、サウジアラビアのムハンマド皇太子の命令により数ヶ月前に収監された、数十人の政治犯らの身体的状況を生々しく物語っています。
この報告においてはまた、国際的な圧力を緩和するためサウジ国王にいくつかの提案が出されており、それらには身体上著しい問題を抱える収監者の刑期の軽減・早期釈放、或いは政治犯への恩赦の実施などが挙げられています。
この報告によれば、カショギ氏殺害後にサウジ政府に対する国際的な圧力が高まったことを受け、サルマン国王はムハンマド皇太子の命令により女性数十人を含む200人以上の収監者の収監方法に関して、調査するよう命じたということです。
サルマン国王はまた、これら収監者らのうち60人の身体的状況を記した記録書の作成に同意しました。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、これまで複数の声明の中で、サウジアラビア政府に対し同国内での人権状況についての説明と、同国の法律家らの弾圧停止を求めています。
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