IAEA事務局長、「サウジは自国の核活動の安全性を保障すべき」
4月 07, 2019 16:23 Asia/Tokyo
IAEA・国際原子力機関の天野事務局長がサウジアラビアに対し、同国の第1原子炉の安全性の保障を求めました。
イギリス・ロンドンに本拠を置くアラビア語のニュースサイト・ライアルヨウムによりますと、天野事務局長は6日土曜、「IAEAはサウジアラビアに対し、今年末までに稼動開始予定の同国の第1原子炉に割り当てられた核燃料に関して、安全性を保障するよう求めた」と語っています。
また、「IAEAは、サウジアラビアに対し、核物質の軍事目的への転用の回避に関する包括的な保証書への署名を求める」と述べまし
ライ・アルヨウムはまた、「これまでに撮影された衛星写真から、サウジアラビア・リヤド周辺で、核計画が実施されていることが判明している」と報じています。
アメリカ・エネルギー省のペリー長官は先月28日、サウジアラビアとの原子力分野での協力、並びに同国に対する核技術の移転に関する6つの許可を出したことを明らかにしました。
こうした中、アメリカ議会の議員らはサウジアラビアが核兵器を獲得する可能性への懸念を示し、トランプ政権に対してサウジアラビアへの核技術提供をやめるよう求めています。
アメリカの議員らは先月1日、同国とサウジの原子力分野での協力にアメリカ議会の承認を条件とする案を提出しました。
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