イエメン無人機がサウジのジザン・アブハ両空港を攻撃
イエメン軍のヤヒヤー・アルサヒーエ報道官が26日水曜朝、同国軍の無人機部隊が、サウジアラビア南部にあるジザンとアブハの2つの空港を空爆したことを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、ヤヒヤー・アルサヒーエ報道官は、「イエメン軍のQasif-K2 無人機は、サウジアラビア南部のジザン空港とアブハ空港の格納庫及び、重要な軍事標的を爆撃した」と発表しました。
また、「無人機による攻撃でジザン空港及びアブハ空港では、航空機の発着が停止された」としました。
さらに、「今回の唯一の作戦は、イエメンに対する敵の犯罪やサウジアラビア主導連合軍による包囲、そして継続攻撃への報復として行われたものである」とし、「サウジアラビア主導のアラブ連合軍がイエメンを攻撃し続ける限り、侵略者であるサウジの中枢的な施設がイエメンによる攻撃の標的になるだろう」と付け加えました。
サウジアラビア南部のジザン、アブハの両空港はここ数週間に何度も、イエメンの政府軍、義勇軍の無人爆撃機やミサイルによる攻撃を受けています。
これらの空港2カ所は、サウジアラビア連合軍によるイエメンへの攻撃で使用されている戦闘機への給油や後方支援の拠点です。
2015年3月以来、サウジアラビアはアメリカ、アラブ首長国連邦および他の数カ国の支援を受け、イエメンを軍事侵略し、包囲してきました。サウジアラビアとその同盟国による戦争で、これまでに16,000人以上のイエメン人が殺害され、数万人が負傷、数百万人のイエメン人が住む家を失っています。
サウジアラビア軍による侵略は、アラブ圏の最貧国イエメンに深刻な食糧と医薬品の不足をもたらしています。
サウジアラビア政権とその同盟国は、これまでのところイエメンの人々の抵抗により、イエメンで自身の目標を達成できていません。
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