イエメン・シーア派組織報道官、「対イエメン戦争は膠着状態」
(last modified Thu, 03 Oct 2019 11:05:52 GMT )
10月 03, 2019 20:05 Asia/Tokyo
  • アブドルサラーム報道官とグリフィス・イエメン問題担当特使の会談
    アブドルサラーム報道官とグリフィス・イエメン問題担当特使の会談

イエメンのシーア派組織アンサーロッラーのアブドルサラーム報道官が、イエメン和平交渉において、「世界や全ての地域諸国、および国際機関は、イエメン戦争が膠着状態に陥っていることを認識している」と語りました。

イルナー通信によりますと、アブドルサラーム報道官は2日水曜、オマーンの首都マスカットにて国連のグリフィス・イエメン問題担当特使と会談し、イエメン攻撃の停止をアラブ連合軍に依頼し、イエメン戦争の政治的な解決を支持するよう勧告しています。

また、イエメン戦争の終結の必要性および、同国の封鎖解除を強調しました。

さらに、イエメン政治高等評議会のマフディ・アルマシャート議長による停戦案に触れ、「この提案にサウジアラビア側がプラスの回答を示すことは、イエメン戦争や同国民の苦痛を終結させるための機会となる」としています。

アルマシャート議長は、先月20日に条件付の停戦案を示し、「サウジアラビアはこの機会を活用すべきだ」としました。

しかし、アラブ連合軍側はこの提案を無視して、今なおイエメン各地への攻撃を続行しています。

サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦などの支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。

この戦争で、イエメンではこれまでに1万6000人以上が死亡、数万人が負傷したほか、数百万人が難民化しています

 

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