サウジ主導連合軍のイエメン攻撃で、4万3000人以上が死傷、数万人が障害者に
12月 22, 2019 16:22 Asia/Tokyo
イエメン人権省が、同国に仕掛けられた戦争でこれまでに4万3000人以上の民間人が死傷し、さらに数万人が心身に障害を負ったことを報告しました。
イエメン救国政府人権省は報告の中で、サウジアラビア主導アラブ連合軍によるこれまでの5年間の攻撃でイエメンが受けた被害状況に関して説明し、住宅地への爆撃により8万人の子どもが精神障害や神経衰弱などにかかり、さらに子ども800人を含む民間人およそ1万人が身体に残る障害を負ったことを明らかにしました。
同省は、「イエメンに対する1700日間の戦争で、4万7345人の民間人が死傷した。また、封鎖状態にある同国西部フダイダ州では、8000世帯を含む2410万人が水や食料、保健衛生・教育サービスなどの緊急支援を必要としている」と続けました。
さらに、この報告によれば、イエメンに対する攻撃と封鎖の継続により、同国では貧困率が85%、失業率が65%に増加しています。
サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦、そのほかの数カ国の支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。
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