エジプトが、アフリカ大陸への国連安保理常任理事国の議席割り当てを要請

2月 16, 2020 16:40 Asia/Tokyo

エジプトの国連大使が、安全保障理事会の拒否権を持つ常任理事国の議席を、アフリカ大陸の国々に対し2つ割り当てるように要請しました。

エジプト外務省は、国連で安全保障理事会の改革と拡大のための一連の協議の開始と同時に同国のイドリス国連大使がこの要望書を提出したとする声明を発表しました。

この声明によりますと、イドリス国連大使は先日エチオピアのアディスアベバでエジプトを議長国として開かれたアフリカ連合首脳会議での合意について触れ、同国が安全保障理事会で拒否権を持つ常任理事国の2議席をアフリカ大陸の国々に割り当てるという案の実現を求めていくことを強調しました。

国連安全保障理事会の理事国は現在15カ国で、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの5つの常任理事国と、任期制の非常任理事国10カ国となっています。

アフリカ諸国は、同委員会での常任理事国の議席獲得が自分たちの使命であるという見解を示しています。

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