イエメン戦争
イエメン外相、「イランはイエメンでの和平を奨励」
イエメン救国政府のシャラフ外務大臣が、「わが国の政治的プロセスにおけるイランの存在は、わが国における和平を支援し奨励するものだ」と語りました。
シャラフ外相は25日水曜、イランの動画ニュースサイト・ユーニュースとのインタビューにおいて、「一部の勢力や国は、イランがイエメンを武装化させているとの疑いをかけ、またイランが衝突の激化を助長していると主張しているが、イランはイエメン国内での和平と平安の確立を追求していることを証明した」と述べています。
また、「イエメン人は、自国が平和な国となり普通の生活を送れることを望んでおり、この破壊的な戦争により人々の経済・社会・物的面での生活が破壊されないように願っている。だが、サウジアラビアとUAEアラブ首長国連邦にとって、イエメンの破壊・崩壊は重要ではない」としました。
さらに、「イランは、イエメン人の声を世界に届ける上で重要な手段の1つとなると思われる。そして、我々もこれに関してイランが重要かつ目立った役割を果たしてくれることを望んでいる」と語っています。
そして、「国連のマーティン・グリフィス・イエメン担当特別代表は、共同声明により各関係勢力を協議の席に着かせようとしている。だが、和平確立へのゴーサインとなるのは、サウジのイエメン侵略の停止、そしてイエメン封鎖の解除のみだ」と述べました。
サウジアラビアは、アメリカやUAE,そのほかの複数国の支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。
この戦争でこれまでに1万6000人以上のイエメン人が死亡したほか、数万人が負傷し、さらに数百万人が住む家を失い難民化しています。
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