ICC国際刑事裁判所の判決、パレスチナに軍配、シオニストは憤慨
(last modified Sat, 06 Feb 2021 09:38:44 GMT )
2月 06, 2021 18:38 Asia/Tokyo
  • ICC国際刑事裁判所
    ICC国際刑事裁判所

オランダ・ハーグにあるICC国際刑事裁判所が5日金曜、パレスチナ領土問題に関する審理を行う正当性がICCにあるとする判断を下したことについて、パレスチナ人が快哉を叫び、一方でシオニスト政権イスラエルは憤慨するという反応を見せました。

ICCは同日、同機関が国際的な刑事事件を扱う法的機関として、1967年の被占領地パレスチナでシオニストが引き起こした犯罪を審理する法的な資格を有する、とした判決を下しました。

ファールス通信によりますと、ネタニヤフ・イスラエル首相はこの判決に反発し、「ICCは、自らが法的機関ではなく、一政治集団に過ぎないことを自ら証明した」と主張しました。

パレスチナ自治政府外務省は、今回のICCの判決を「犯罪者の追及開始に向けた歴史的な日」だとし、「パレスチナはICCに協力する用意がある」と表明しています。

また、アメリカ国務省も今回の判決に反発し、懸念を表明しました。

今回の判決により、1967年にイスラエルが占拠したパレスチナ領土には、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムやガザ地区をはじめとしたヨルダン川西岸地域が含まれており、これらの地域でのイスラエルによる入植地建設や活動は、すべて違法とみなされることになります。

複数のメディアによりますと、今回の判決によりイスラエル政府責任者らはICCの刑事上の措置に直面し、逮捕拘束にまで及ぶ可能性も出てくることになります。

 

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