シリアの政府と反体制派が、移行政権に関する合意を締結
May 01, 2016 18:53 Asia/Tokyo
国連シリア特使が、シリア政府と反体制派の間で、新たな移行政権に関する合意が締結されたことを発表しました。
国連のデミストゥラ・シリア特使は、文書を公開し、シリアの政府と反体制派の協議団は、この文書によれば、シリアの独立、統一、領土保全、内政不干渉を支持する中で、新たな移行政権の役割に関して、合意を締結しているとしました。
デミストゥラ特使は、「この文書ではまた、戦略的な問題、テロ対策を行う合同の組織、国境地帯や地域の安全に対する支援の提供、集団的な安全を確保するための中立地帯の設定方法について、双方が立場を明確にする必要性が強調されている」としました。
シリア和平協議は、スイス・ジュネーブで開催され、先月27日に終了しました。
デミストゥラ特使は、5月にシリア和平協議の新ラウンドの準備会合が行えるよう努力すると強調しました。
テロ組織も、最近、シリア軍に対する敗北を隠すために、北西部アレッポの住宅地に対する攻撃を拡大しています。
この攻撃で、これまでに市民に多くの死傷者が出ています。
また、先月23日、アレッポの西部の住宅地が、テロリストのミサイル攻撃を受けました。
シリアは5年前から、一部の地域諸国や西側諸国の支援するテロ組織が、合法的な政権を消滅させるために活動する場所となりました。
この危機で、これまで市民に膨大な数の死傷者や難民が出ています。
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