WFPが、イエメンでの今世紀最悪の飢餓について警告
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イエメンでの今世紀最悪の飢餓
WFP国際連合世界食糧計画のデイビッド・ビーズリー事務局長が、イエメンで起きている今世紀最悪の飢餓について警告し、「1600万人のイエメン人が空腹にあえぎ、そのうち500万人は飢餓の危機に直面している」としました。
ビーズリー事務局長は、英ロンドンに本社を置く汎アラブメディア「The New Arab( Al-Araby Al-Jadeed )」とのインタビューで、イエメンで交戦中の各勢力に対し、同国の人々のさらなる死亡や飢餓を防ぐために紛争を終わらせるよう要請しました。
また、イエメン西部フダイダへの人道支援の予算が少なく、またサウジ主導アラブ連合軍が燃料を運ぶタンカーの入港を妨害していることが、イエメンの状況をさらに悪化させる原因になっていると分析し、「もし早急に措置が取られなければ、世界は今世紀最悪の飢餓に直面することになる」と警告しました。
しかし、イエメンで衝突する勢力へ武器を輸出している国々の責任に関する記者の質問に対しては回答を避け、これを政治的な質問だとしました。
国際支援団体オックスファムはこれ以前に、イエメンで食糧がないために今年中に多くの人々が命を落とす可能性がある、とする報告を発表しています。
サウジアラビアやアラブ首長国連邦は米国の支援を受け、2015年3月からイエメンに侵攻を開始し、現在まで同国を陸海空の3方向から完全に封鎖しています。
この攻撃の結果、イエメンではこれまでに数千人の人々が殺害されています。
特に新型コロナウイルス大流行の最中でのサウジアラビアの軍事侵略により、アラブ圏最貧国のイエメンは、食糧と医薬品の深刻な不足に直面しています。
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