イエメン軍が、サウジの空軍基地や空港を攻撃
4月 11, 2021 17:14 Asia/Tokyo
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イエメンの無人機
イエメン軍はサウジアラビアのマレクハリド空軍基地や南部ジザン州の空港内にある戦闘機格納庫を攻撃したことを発表しました。
ファールス通信によりますと、イエメン軍のヤフヤ・サリア報道官は11日日曜朝、同国軍の無人機部隊が、無人機2機でサウジのジザン空港の戦闘機格納庫やマレクハリド空軍基地を攻撃し、対象を正確に爆撃した、と発表しました。
また、今回の攻撃は、サウジアラビア主導のアラブ連合軍によるイエメン攻撃や封鎖継続への報復として行われたものだ、としています。
イエメン軍は、同国の民間地域に対し行われているサウジ主導アラブ連合軍の全面的な攻撃への報復としてミサイルや無人機でサウジを攻撃しており、これらの攻撃によりこの数ヶ月間の戦況はイエメンが優勢となっています。
サウジアラビアは、アメリカ、UAEアラブ首長国連邦、その他数か国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。
この戦争でこれまでに1万7000人以上が死亡、数万人が負傷したほか、約400万人が住む家を失い難民化し、イエメンのインフラの85%以上が破壊されています。
WHO世界保健機関やユニセフなど国連に属する各機関は、イエメン攻撃の継続により、同国の国民が過去1世紀に起きたことのないような飢餓及び人道上の悲劇に直面しているとして警告を発しています。
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