シリアの宗教権威が、同国領土を占領する米軍の撤退を強調
May 29, 2021 19:05 Asia/Tokyo
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シリアでの米軍駐留
シリアの大統領選挙で現職のアサド大統領の勝利が発表されたことを受け、同国のスンニー派法学最高権威のアフマド・ハスン師が、シリア領土を占領している米軍の撤退を要請しました。
シリアのアサド大統領は、先日開催された同国大統領選挙で得票数が絶対多数となり、勝利し再選したことが発表されました。
この発表を受けて、同国の人々は各地で大統領の勝利を歓喜とともに祝いました。
ハスン師は、ある演説の中で、「この大勝利に続いて、国民の抵抗も遅かれ早かれ他の地域まで広がり、米占領軍や関係する傭兵らがシリア東部イドリブなどの地域に留まることを許さないだろう」としています。
シリアでは、サウジアラビアやアメリカおよびその同盟国の支援を得たテロ組織が2011年から大規模な侵略を行ったため、危機に遭遇しています。この危機は何年にもわたる闘争の末、テロリスト側の敗北により、同国のほとんどの地域で終結に至りましたが、テロとの戦いを口実にやってきた米占領軍や彼らに関係する一部のテロリストらは、違法な形で同国の北部や東部に駐留し、原油や小麦などシリアの資源を略奪しているほか、これらの地域の住民やシリア政府軍に対し、敵対する行動をとっています。
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