イスラエル首相、イラン核合意めぐり米と対話の意向
シオニスト政権イスラエルのメディアによりますと、同政権ベネット首相はアメリカのイラン核合意復帰へ影響力を行使するため、米政権と対話する意向を持っているということです。
シオニスト政権イスラエルのテレビ12チャンネルが19日土曜、報じたところによりますと、ナフタリ・ベネット首相は、イラン新大統領就任式までの数週間を、予想されるアメリカの核合意復帰に「よい影響」を与えるために活用することを望んでいるということです。
この報道によりますと、ベネット氏は、ネタニヤフ前首相が高官らに出していた、核合意復活のために予想される合意の詳細についての議論を慎むべきだという指示を撤回しています。
イスラエル紙「ハアレツ」も、3人の元政権高官がベネット氏に対して、アメリカが縮小された合意を受け入る用意があるとする、有力かつ懸念すべき情報を得ていると警告し、それにもとづけばトランプ前米大統領が2018年にイランに課した制裁の大半が解除されると報じています。
アメリカを筆頭とする西側諸国およびイスラエルは近年、イランが軍事目的での核計画を追求しているとして非難していますが、イランはこうした主張を断固として否定しており、このことはIAEA国際原子力機関の報告にも明記されています。
将来のより広範な合意到達のための当初の合意に関するこのような主張がなされる一方で、イランは常に、当初の合意への内容追加は一切受け入れられず、アメリカがすべての制裁を検証可能な形で解除する場合にのみイランも本来の責務履行に復帰する用意があると主張しています。
バイデン政権はオーストリア・ウィーンで行われている協議を通じて核合意への復帰意思があると主張していますが、現在までこれに関する責務は果たしていません。
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