シリア北西部で、市民が大量虐殺
May 12, 2016 23:13 Asia/Tokyo
シリア北西部・ハマー南部の住民が、テロ組織により大量虐殺されました。
シリア国営サナ通信によりますと、武装テログループは12日木曜未明、ハマーの南部近郊の町ザーラの町に勢力を拡大し、市民を虐殺した後、女性や子供の多くを拉致しました。
テロリストはまた、この攻撃で民家を破壊し、市民の財産を略奪しています。
ヌスラ戦線やアフラーロッシャームといったテログループはさらに、SNS上にてハマー近郊への攻撃のノウハウを明らかにしました。
この町は、ハマーおよびシリア西部ホムスの間に位置しています。
テロリストの今回の犯罪による犠牲者数や拉致された人々の数については、まだ発表されていません。
こうした中、シリアのハラキー首相は声明の中でテロリストのこの行動に反応を示し、「この行動は、人類に反する残忍な行為である」としました。
また、「国際社会は、シリアとともにテロリストに抵抗し、特にカタールやサウジアラビア、トルコといったテロ支援国は制御すべきだ」と語っています。
さらに、「テロリストの行動は、シリア国民に国家建設や再建の継続、全国での国民同士の和解をやめさせることはできない」と述べました。
停戦が延長されたにもかかわらず、テログループは停戦を無視し、シリア各地の住宅地に対するミサイル攻撃や砲撃を継続しています。
シリアには、2011年からテロリストが存在しています。
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