大規模な反米デモ行進がイエメン首都で実施
8月 09, 2021 14:27 Asia/Tokyo
イエメンの首都・サヌアで数千人の人々が集まり、同国の封鎖をめぐりアメリカを非難するデモ行進が行われました。
ファールス通信によりますと、サヌアで数千人の人々が8日日曜、デモ行進においてスローガンを唱え、サウジアラビアおよび西側・アラブ連合軍が行う攻撃とイエメン封鎖の責任がアメリカにあることを強調しました。
デモ行進の最後に発表された声明では、「海上における強奪行為は、一種の戦争犯罪であり非難されるものである。サヌア空港とイエメン西部のフダイダ港の再開、および食糧品・医薬品の入手は、駆け引きの対象にできない権利である」とされました。
この声明は続けて、「イエメン国民は、サウジアラビアが戦争の梃子として行う封鎖に対し沈黙を決め込んでいる国連を非難する」としました。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他数か国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。サウジアラビアとその同盟国が起こした戦闘により、イエメンではこれまでに1万6000人以上が死亡、数万人が負傷し、数百万人もの人々が住む家を失っています。
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