ハシャドアルシャビとは？

9月 16, 2021 02:24 Asia/Tokyo

ハシャドアルシャビは、テロ組織ＩＳＩＳによるイラク各地の占領後、同国のシーア派権威スィースターニー師の教令によって2014年に組織されたイラクの民兵組織です。

この組織はおよそ４万の部隊を有しており、これらの部隊のメンバーの多くはシーア派教徒ですが、スンニー派教徒などもおり、現在のメンバー総数はおよそ２０万人から３０万人と推定されています。

なお、2016年にはイラク国会の承認を得て同国軍総司令部の指揮下に入りました。

なお、このハシャドアルシャビという名称は、アラビア語で「民衆の動員」を意味しています。

アメリカとシオニスト政権イスラエルは、イラクやシリアにあるハシャドアルシャビのような抵抗勢力の各地拠点を、これまでに繰り返し攻撃の対象にしています。

抵抗勢力が地域のテロ組織との戦争で成功を収めた後、これらの政権は抵抗戦線に対する圧力増加に向けて、さらに多くの画策を行っています。

イラク民兵組織は、この抵抗戦線の主な勢力のひとつとして、アメリカ-シオニスト枢軸の陰謀や措置との戦いで主要な役割を担っています。

なお、２０２０年１月にイラク･バグダッド空港付近への米軍によるテロ攻撃で殉教したアブーマハディ・アルムハンディス氏は、この組織の副司令官でした。

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