国連、「過去10年間でのシリア紛争の犠牲者数が35万人を突破」
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シリア紛争の犠牲者数
国連が、「2011年3月から今年3月までの期間における、シリアでお紛争・衝突での犠牲者数が、35万209人となった」としました。
中国・新華社通信によりますと、ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官は24日金曜、第48回国連人権理事会に提出した報告書において、「この数字に含まれるのは、シリアの特定の州内での死亡、しかも死亡期日やフルネームが把握できている、身元情報の完全な死亡者のみである」と述べています。
また、「この3つの情報を満たさない死亡者はすべて統計から削除されており、これまでの経歴の繰り返しを防ぐべく、包括的な調査が実施されている」としました。
さらに、「これらの衝突での死亡が確認された35万209人の死亡者のうち、およそ13人に1人が女性、1人が子どもという割合になっている」と語っています。
そして、「これらの衝突での実際の死亡者数は、確実にこれよりもっと多いと見られる。この数字はあくまでも、情報が完全に把握されている人々に過ぎない」と述べました。
シリアでは、2011年から複数のテロ組織と現体制との戦争が勃発しています。
こうしたテロ組織は、100カ国以上の出身者で構成されており、地域や地域外の大国の支援を受けています。
この戦争は、シリア現体制の転覆・打倒が目的でしたが、10年が経過してもこの目的は達成されなかったばかりか、シリア現体制が体制側が戦闘情勢において優位に立ったことから、実際にはシリア北東部や北西部イドリブ州という同国の一部がテロ組織や武装組織に掌握されているのみとなっています。
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