トルコ各都市で、リラ下落への抗議デモ実施

11月 25, 2021 20:41 Asia/Tokyo

トルコの首都アンカラと最大都市イスタンブールの人々が、自国通貨リラの対ドル下落に抗議して街頭に集結しました。

イスタンブール警察は２４日水曜夕方、トルコ・エルドアン政権の経済政策に抗議する人々を、力に訴えて４０人以上逮捕しました。

同市カドゥキョイ地区では、スローガンを唱えエルドアン大統領の辞任を求める抗議者らに向けて、警察が放水車から水を浴びせました。

IRIB通信によりますと、トルコの通貨リラは、今年の初めから対ドルで４０％価値が下落しています。

リラの価値は、外貨価値上昇に関するエルドアン大統領の談話の後、さらに下落しました。同大統領は閣僚会議において、「外貨の上昇は、投資、生産、雇用創出に直接的な影響を与えない」と述べ、自国通貨の急激な下落は物価上昇につながらないと約束しました。

この発言から１時間ほどで、リラの価値は再下落し、現在外国為替取引は１米ドルあたり１３リラ以上になっています。

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