イスラエル内閣が、ゴラン高原での入植地拡大に同意
12月 27, 2021 21:23 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエルの内閣が、定例閣議において、現在占領中のシリア・ゴラン高原での入植地拡大を全会一致で可決しました。
レバノンのアルメナール・チャンネルによりますと、イスラエル内閣は26日日曜、ゴラン高原にある入植地で実施された定例閣議において、この地域での入植地を2倍に拡張することに同意しています。
これに先立ち、イスラエルの新聞Israel Hayomは、「5億7600万シェケル(イスラエル通貨)がシオニスト入植者の在住に割り当てられている。ゴラン高原最大のシオニスト入植地カトセリンなどの地域で7,300戸の住宅を新設する計画が承認されている」と報じました。
ウェブサイト・アラブ48によりますと、イスラエルの新たな入植地建設計画には、インフラ開発、2,000人の雇用の創出、およびイスラエルにおける再生可能エネルギー技術の拠点のゴラン高原への移転が含まれています。
イスラエルが占領中のゴラン高原は、シオニスト政権が1967年の第三次中東戦争で占領し、1982年に併合しましたが、本来はシリア・クネイトラ県の一部です。
なお、国際社会はこれまで、イスラエルによるゴラン高原の併合を承認していません。
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