パキスタンがイスラエルの侵略を非難/イラン大統領:「我が国とパキスタンの国民の間には距離はない」
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ペゼシュキヤーン・イラン大統領、中国でシャリフ・パキスタン首相と会談
パキスタン首相が、シオニスト政権イスラエルによるイランへの侵略とガザでの犯罪を非難しました。
中国・天津で1日月曜に開かれたSCO上海協力機構第25回首脳会合で、パキスタンのムハンマド・シャフバズ・シャリフ首相は、イスラエルによる対イラン侵略、およびガザ地区のパレスチナ人に対する犯罪の続行を強く非難しています。
【ParsToday国際】イルナー通信によりますと、シャリフ首相は「我々は、SCOにおける隣国かつ同胞、そして同盟国であるイラン・イスラム共和国に対するイスラエル政権の侵略を最も強い言葉で非難する」と述べました。
また「我々は近隣諸国およびSCO加盟国の国家主権と領土保全を強く支持しており、このような無謀で攻撃的な蛮行を決して容認しない」と強調しました。そして、ガザ情勢への深い懸念を表明するとともに、イスラエルによる犯罪とパレスチナ人に対する流血行為の即時停止を求めています。さらに、パレスチナ人の権利を守るための国連安保理決議の履行、そして1967年以前の国境線に基づき、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを首都とする独立国家パレスチナの樹立を求めました。
イラン大統領:「我が国とパキスタンの国民の間に隔たりなし」
一方、イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領は1日月曜、シャリフ首相との会談で、両国国民の間に隔たりはないという認識を示し、「あらゆる分野での両国間関係の強化・深化をはかり、協力拡大にとっての障壁を取り除くことに関心がある」と語りました。
また、洪水災害で多くのパキスタン市民の命が失われたことに対し、同国政府と国民に改めて哀悼の意を表すとともに、「イランとして両国および地域諸国に平和、繁栄、繁栄、より多くの平穏をもたらすべく、様々な分野でパキスタンと協力する用意がある」と述べています。
さらに、ガザにおけるイスラエルの犯罪の続行と激化に言及し「文明国を自称し、人権と平和の擁護を主張してやまない世界がこれらの犯罪に対し沈黙を決め込むだけでなく、装備や武器を送付してその継続を支持していることに驚きを禁じ得ない。人々が水、食料、医薬品を奪われ、子ども、女性、男性が飢餓で命を落とすなどは断じて容認できず、人道上あってはならない」とコメントしました。