イラク・モスルで143体の埋葬遺体が見つかる
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イラク内務省は、同国モスルで143体の遺体が埋められた集団墓地が見つかったと明らかにしました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
3月 22, 2022 19:14 Asia/Tokyo
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    イラク・モスルで143体の埋葬遺体が見つかる

イラク内務省は、同国モスルで143体の遺体が埋められた集団墓地が見つかったと明らかにしました。

モスルはイラク北部ニーナワー県の中心都市で、2014年にテロ組織・ISISに掌握され、およそ3年半後の2017年に同組織の敗北とともに完全解放されました。

イラクの衛星放送スマリヤ・ニュースが22日火曜、伝えたところによりますと、イラク内務省傘下の市民防衛局は声明を発表し、「複数の市民防衛チームが、モスルがISISから解放された時期のものとみられる身元不明の遺体143体を、同市レファーイー地区の集団墓地から発見した」としました。

市民防衛局は、捜索・回収チームが遺体を司法解剖に回したとしています。

国連の統計によれば、ISISにより殺害され集団墓地に埋葬された人の数は6000人~1万2000人にのぼるということです。

イラクは3年におよぶ戦闘の後、2017年にISISの制圧を宣言しました。しかし、離散し潜伏した分子や中心メンバーは依然として、ニーナワー、ディヤーラ、サラーフッディーン、アンバールといた各県や地域で活動しています。

イラク治安部隊はこれらの地域からテロリストを一掃するため努力していますが、戦闘地域におけるISIS残存勢力の動きは、アメリカの支援もあってここ数カ月で増加を見せています。

 


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