サウジ連合軍によるイエメン攻撃で、これまでに女性・子供6000人以上が死亡
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女性・子供の人権に関する団体「エンテサーフ」が、サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメンでの戦争犯罪をまとめた独自の統計を公表し、2015年3月から現在までに女性・子供あわせて6000人以上が死亡、負傷者も6000人以上にのぼるとしました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
3月 24, 2022 16:02 Asia/Tokyo
  • サウジ連合軍によるイエメン攻撃
    サウジ連合軍によるイエメン攻撃

女性・子供の人権に関する団体「エンテサーフ」が、サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメンでの戦争犯罪をまとめた独自の統計を公表し、2015年3月から現在までに女性・子供あわせて6000人以上が死亡、負傷者も6000人以上にのぼるとしました。

レバノンのニュースサイト・アルアヘドが23日水曜、エンテサーフの発表として伝えたところによりますと、過去7年間におよぶアラブ連合軍によるイエメン攻撃で、女性2428人、子供3848人のあわせて6264人が死亡したということです。

この報告によれば、アラブ連合軍によるイエメン封鎖により、2時間ごとに子供6人が死亡している計算になり、3000人以上の子供ががんを患い、死に瀕しているということです。

また、同じ統計では、2000人以上の子供が白血病を患い、最低限の治療設備や放射線治療に必要な物資にも事欠いているとされています。

さらに、圧政的な侵略や封鎖が続いていることで、女性や子供の間で多くの病気が蔓延しており、特に深刻なのが栄養失調とアラブ連合軍が禁止兵器を使用していることによる先天性疾患です。

また、アラブ連合軍がこの7年間に投下したクラスター爆弾の不発弾が爆発し、3841人の民間人が死傷または障害を負いました。

加えて、女性や子供の難民が抱える問題についても報告されており、その数は449万5558人にのぼり、一家で難民となっている世帯も67万343世帯だということです。

エンテサーフのソマイエ・ターエフィー代表は、アメリカとサウジアラビア率いる侵略連合軍には民間人への戦争犯罪に対する全責任があるとし、国際社会や機関、人権団体に対して行動を起こすよう求めました。

サウジアラビアは、2015年3月からアメリカの支持を得て、アラブ首長国連邦など複数のアラブ諸国と共にイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。

この攻撃により、1万7000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、また数百万人が難民となっています。

この攻撃でさらに、イエメンは食糧や医薬品の深刻な不足に直面しています。

 


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