イラン外務省報道官「イスラエル当局者の逮捕はICJ加盟国の責務」
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イラン外務省報道官「イスラエル当局者の逮捕はICJ加盟国の責務」
イランのバガーイー外務省報道官は、ガザ地区の難民キャンプにイスラエルが残忍な攻撃を続行し、子供を含む数十人が死傷したことを非難しました。
【ParsTodayイラン】ガザ市防衛組織のマフムード・バサル報道官は15日夜、「過去24時間で、ガザ地区にある少なくとも4つの難民避難所と学校がイスラエル軍の標的となり、これまでに50人が殉教した」と発表しました。
イラン外務省のバガーイー報道官はこれについて、米国の対イスラエル支援により国際機関や国連安保理が依然として進行中のパレスチナ人虐殺を前に手を拱いていることを恥辱だとし、ガザでの虐殺阻止に向けた国際社会の緊急措置を呼び掛けるとともに、凶悪犯罪に手を染めているイスラエル政権幹部らの裁判と処罰を要求しました。
続けて、戦争犯罪と人道に対する罪を犯したイスラエル高官の刑事訴追と逮捕に関するICC・国際刑事裁判所が出した命令を引き合いに出すとともに、逮捕状の執行という全てのICC加盟国政府の責任および、国際人道法の遵守と大量虐殺の禁止の確約に向けた、一般国際法に基づくすべての国の政府の義務を指摘しました。
また、これに関して「イスラエル政権は戦争犯罪と人道に対する罪に加え、間違いなくICCの管轄下にある他の2つの犯罪、すなわちジェノサイドの罪と侵略の罪を犯した」と述べました。
さらに、イスラエル政権がICJ・国際司法裁判所が発した大量虐殺の停止とジェノサイド条約に反する行為の自制を求める命令を無視している事実を指摘し、この占領政権の継続的な国際法違反への罰則および、国連司法機関の判決の履行強制に向けた国際社会による措置の必要性を強調しました。
イスラエルは昨年10月7日以降、米国および他の西側諸国の全面的な支援を受けて、パレスチナの被抑圧民に対しガザ地区で大規模な虐殺を開始しました。
ガザ保健省の発表によりますと、2023年10月7日以降のガザ地区の殉教者数は4万4976人、負傷者数は10万6759人に達しています。