137のアラブ人権団体が、イエメン戦争停止を求める
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イエメン戦争
137のアラブ人権団体が、イエメンにおける戦争停止を求めました。
イエメンのアルマスィーラテレビが28日月曜、報じたところによりますと、これら137の人権団体・機関は声明を発表し、「イエメンに対する侵略戦争は世界の人々の目の前で起きているが、国際社会が沈黙し、中でも国連やその関連機関がサウジアラビアやUAEアラブ首長国連邦からの財政支援停止を恐れて消極的な対応をしているというのが、この7年間の状態である」と説明しました。
これらの団体は続けて、自由を求める世界の人々や人権を擁護する勢力に対し、対イエメン戦争の停止に向けて圧力をかけるよう要請しました。
さらに、侵略者たる国々の行う戦争の停止と、特にイエメン西部フダイダ港や首都サヌアの国際空港を中心としたイエメン封鎖の早急な解除、そして食糧、医薬品、燃料の同国搬入許可を求めました。
そのうえで、イエメンの各関係方面に対し、国連の指導のもとに同国の危機解決に向けたイエメン勢力間協議の席に着くよう促しました。
また、イエメンでの戦争犯罪や非人道的行為に関与している勢力の裁判や責任追及に向けて、国際的な人権連合を立ち上げるよう求めました。
WHO世界保健機関やユニセフ国連児童基金などの国連機関は、イエメン侵略者による攻撃が続くことで、同国の人々がこの100年で経験したことのないような人道危機や飢餓に陥っていると、繰り返し警告しています。
サウジアラビアは2015年3月、一部のアラブ諸国と連合軍を結成し、アメリカの支援およびゴーサインとともにイエメンへの軍事侵攻を開始しました。
複数の国際機関の報告によりますと、この戦争の直接的な影響によりこれまでにイエメンでは1万7000人以上が死亡したほか、数万人が負傷し、さらに450万人が難民化しています。一方で、イエメン国内のインフラ全体の85%以上がこの戦争で完全に破壊された、もしくは被害を受けています。加えて、イエメンに対する全面封鎖も、甚大な人的被害を引き起こしており、この影響で10万人以上が病死、餓死しているほか、数万人のイエメン人が今現在、致命的な疾病に罹患しているものの、封鎖が原因でイエメンに医薬品を送付できる可能性が全くない状態となっています。

