イスラエルがパレスチナの抵抗に屈服 シオニストのアクサーモスク侵入が禁止に
(last modified Wed, 20 Apr 2022 08:48:02 GMT )
4月 20, 2022 17:48 Asia/Tokyo

シオニスト政権イスラエルのメディアが、同政権がアクサーモスクをめぐる問題で引き下がり、イスラム教徒の断食月であるラマザーン月の終わりまでシオニストらの同モスク入域を止める決定をしたと報じました。

パレスチナの聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるアクサーモスクの境内は今月15日、この1年にシオニスト政権軍とパレスチナ人礼拝者との間で起きた中でも最も激しい衝突の場となり、これにより少なくとも160人のパレスチナ人が負傷し、400人以上が逮捕されました。

シオニスト政権によるパレスチナの人々への攻撃にもかかわらず、彼らは抵抗を続けて、ついにシオニスト政権を引き下がらせました。

シオニスト政権のニュースメディア「Arutz Sheva」のウェブサイトは、同政権の閣僚らが、22日金曜からラマザーン月末までシオニストに対しアクサーモスクへの入域を禁じる決定をしたと伝えています。

また、同政権のイサウィ・フレジ地域協力相が、シオニストをアクサーモスクへの入域禁止にするという決定を、現在の状況において適切な決定であるとして、「今回の決定の目的は、聖地の状況を落ち着かせることにある」と語ったとしました。

ユネスコ・国連教育科学文化機関は、2016年に採択した決議において、聖地内の聖域、特にアクサーモスクについて、ユダヤ教との歴史的・宗教的・文化的なあらゆる関係を否定し、同モスクがイスラム教徒にとっての聖なる場所であることを認めました。

イスラム教徒が礼拝の際に向う方角(キブラ)としてメッカに先立ち最初に定められたアクサーモスクが建つ聖地ベイトルモガッダス・エルサレムは、分かち難いパレスチナ領土の一部分であり、イスラム教の3大聖地のひとつとされています。

 


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