米オハイオ州で、警察による黒人青年の銃殺に抗議するデモが実施

アメリカ・オハイオ州アクロン市で警察により丸腰の黒人青年が銃殺され、このときの様子を撮影した動画が公開されたことから、同市内が抗議デモの舞台となっています。

ロイター通信によりますと、 アメリカの警察同局が公開した、警察のボディカメラの撮影による映像は、１人の黒人青年が米オハイオ州アクロン市で先月27日に交通違反により同市警察に追跡され、警察官らにより銃撃されている様子を示しています。

警察による今回のウォーカーさん殺害事件を受け、アクロン市内では警察の暴力に抗議するデモが発生しています。

この報道によりますと、抗議者らは「黒人の命は大事だ」「ウォーカーさんを正当に扱え」、「我々黒人は死を迫られている」と書いた横断幕を掲げました。

今回の事件は、通常は黒人を標的にした警察による数百件の銃撃事件の最新の事例です。

これまでにも、アメリカでは警察の暴力により殺害された多数の黒人として、ジョージ・フロイドさん、パトリック・リオヤさん、ブリオナ・テイラーさんなどが挙げられます。

アメリカでの黒人の人権蹂躙は根深い歴史を有しており、こうした差別はアメリカ社会に依然として暗い影を落としています。

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