イーロン・マスク氏、ツイッター買収を撤回 ツイッター社は法的措置の構え
(last modified Sat, 09 Jul 2022 10:48:08 GMT )
7月 09, 2022 19:48 Asia/Tokyo
  • イーロン・マスク氏
    イーロン・マスク氏

米自動車大手テスラのCEOイーロン・マスク氏は、総額440億ドルで合意していたツイッター社の買収を撤回すると表明しました。

読売新聞によりますと、これはマスク氏の弁護士が8日金曜、SEC・米証券取引委員会に提出した書面で明らかにしたものです。

これによると、マスク氏は買収撤回の理由として、ツイッター社が「契約上の義務を果たしていない」としています。

具体的には、マスク氏がツイッター社に対して、偽アカウントやスパムアカウントに関する情報開示を複数回にわたり要求したものの、同社が応じなかったということです。また、ツイッター社が上級幹部や人材採用チームの3分の1を解雇し、現状の企業組織を実質的に維持するという義務に違反したとし、これも買収撤回の理由として挙げました。

これに対し、ツイッター社のブレット・テイラー会長は、「取締役会はマスク氏と合意した価格と条件で取引を完了させることに注力している」とし、買収契約の執行に向け法的措置を取る考えを示しました。

マスク氏の買収撤回表明をうけ、ツイッター社の株価は時間外取引で6%下落しました。

 


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