米連邦地裁、日本人殺害関与の元ISIS戦闘員に終身刑判決 4月に続き2例目
8月 20, 2022 19:25 Asia/Tokyo
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後藤健二さん・湯川遥菜さん殺害
米バージニア州の連邦地裁は、シリアで米国人らの殺害関与したとして、テロ組織ISISの戦闘員だったシャフィ・シェイク被告(33)に終身刑の判決を言い渡しました。シェイク被告は、2015年に起きた後藤健二さん・湯川遥菜さん殺害にも関与したとされています。
ロイター通信によりますと、シェイク被告は2014年から2015年にかけて、シリアで米国人人質4人の殺害を共謀したほか、2015年には日本人の後藤健二さん・湯川遥菜さんの殺害にも関与したとされています。
シェイク被告はスーダン生まれ・英国育ち。英国籍は2018年に取り消されました。米国で死刑判決が下される可能性もありましたが、米検察当局は英当局に対し死刑は求刑しないと伝えていました。
元ISIS戦闘員に関しては、今年4月にもアレクサンダ・コテイ被告に終身刑判決が言い渡されています。
シリア危機は2011年、サウジアラビア、アメリカ、およびその同盟諸国から支援を受けたテロ組織が、地域のパワーバランスをシオニスト政権イスラエルに有利に変化させようという目的で、シリアへ大規模に侵攻したことにより始まりました。
シリア軍は、イランの軍事顧問やロシアの支援を得て、国内におけるテロ組織ISISの問題の収束に成功しています。
また、それ以外のテロ組織も掃討されつつあります。
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