露外務次官「SWIFT及び、ドルやユーロを取引から排除」
(last modified Sat, 20 Aug 2022 10:29:37 GMT )
8月 20, 2022 19:29 Asia/Tokyo

ロシアのアレクサンドル・パンキン外務次官は、「わが国は、パートナー国との経済関係について、SWIFT(スイフト)及び米ドルやユーロを排除する。それは、これらの通貨は有毒なものであるからだ」と語りました。

パンキン次官は、ロシアのタス通信のインタビューに応じ、「わが国は、SWIFTに代わる安全なシステムを必要としており、この方向で、ロシア中央銀行は、外国からの圧力に抵抗できる、ロシア版SWIFTとでも言うべき金融情報伝達・決済用銀行間システム(SPFS)を設置しようとしている」と述べました。

また、「他の国々も確実に、西側諸国から独立したインターバンク構造の設置を望んでいる」と強調しています。

さらに、国際銀行・金融システムを説明する上で、世界での権力分割には変化が生じ、世界はアメリカ主導の一極主義から多極主義へと向かっているとし、「アメリカが創立した現在の世界金融システムは、現状ではもはや機能しなくなり、単に米政府の圧力行使および、その政治的目的の達成手段に成り下がっている」と語りました。

さらに、「日々増大する西側の圧力への対抗として、米ドルやユーロといった有毒な通貨の使用を止めることは、ロシアとそのパートナー国との間の持続可能な取引を保証する唯一の方法である」と強調しました。

 


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