今世紀末までに世界の死者数は6倍に 科学誌が予測
9月 17, 2022 20:14 Asia/Tokyo
科学誌・ランサットは、今世紀末までに気候変動により全世界で現在の6倍の死者数が出ると予測しました。
気候変動は急激な気温上昇の原因となります。科学的調査によると、夜間の異常気温によって将来にわたって死者数が6倍になる危険があるということです。
ランサット誌によると、専門家グループが、中国、韓国、日本の28都市における1980~2015年にかけての地球温暖化による死者数を検討しました。
その結果、2016~2100年までの間に気候変動により6倍の数の死者が出ると予測されました。
この専門家らによると、2090年の上記28都市における熱帯夜の数は今の2倍になるということです。
また、熱帯夜により睡眠が阻害され、それに起因する死亡は今世紀末までに6割増えるということです。
睡眠不足は体の免疫に害を及ぼし、様々な病気の原因となるとされています。