ハリケーンでキューバ全土が停電、BPなど生産一部停止
9月 28, 2022 19:41 Asia/Tokyo
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ハリケーンでキューバ全土が停電
中米カリブ海のキューバで、大型ハリケーン「イアン」により全土が停電となりました。
ロイター通信によりますと、キューバで27日火曜、大型ハリケーン「イアン」の影響で国の配電システムが損壊し、「発電がゼロ」の状態となりました。
キューバ国営電力会社の発表によりますと、約1130万人を抱える同国全土が停電となっており、同社は27日から28日にかけて復旧作業を急ぐということです。
首都ハバナでも27日午前9時ごろから停電が続き、市民は電池式のランプなどでしのいでいるとされています。
また石油大手の英BPと米シェブロンは今月26日、カリブ海を北上中のハリケーン「イアン」が米南部に接近していることから、メキシコ湾沖の石油生産施設の操業を停止したと発表しました。
BPは日量13万バレルを生産するナキカと日量25万バレルのサンザーホースの両プラットフォームから従業員を退避させたと発表しています。
両施設では天然ガスも生産しており、シェブロンも2つのプラットフォームから全従業員を撤収し、生産を停止し始めたとしました。
ハリケーンによるメキシコ湾地域の生産停止は、今年初めてのことです。
メキシコ湾地域は米国の原油生産の約15%、乾性天然ガス生産の5%を占めています。
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