米国防総省、「ウクライナはハイマースでクリミアの標的も攻撃可能」
10月 05, 2022 19:30 Asia/Tokyo
米国防総省のローラ・クーパー国防副次官補が、「ウクライナに供与している高機動ロケット砲・ハイマースの誘導ミサイルは戦場における標的の大半を破壊することが可能であり、その中にはクリミアも含まれる」と語りました。
ロシア・スプートニク通信が5日水曜、報じたところによりますと、クーパー国防副次官補はブリーフィングで、「現時点において、当省は射程300キロ以上の誘導ミサイルをウクライナ側に供与する必要性は認めていない」としています。
また、「我々の考えでは、これらはクリミアを含む標的の大半を破壊することが可能である。そして明確にしておきたいが、クリミアはウクライナ領である」と述べました。
米国側の評価によれば、現在供与しているハイマースにより戦場における標的の大半は破壊可能ということです。
CNNテレビはこれに先立ち、ウクライナが米国に射程300キロ以上の誘導ミサイルを供与し、さらにはこれらのミサイルによる攻撃目標設定上の禁止を解除するよう呼びかけていた、と報じていました。
なお、新たに発表されたウクライナへの追加軍事支援ではハイマース4基に加え、榴弾砲32門、装甲車200台の供与が加えられています。
これらの軍事支援は米軍の在庫から行われ、この軍事支援の額は6億2500万ドル(約900億円)にも達するということです。