クリミアと露本土を結ぶ橋で貨物車両が爆発
(last modified Sat, 08 Oct 2022 10:39:41 GMT )
10月 08, 2022 19:39 Asia/Tokyo

ロシアのクリミアとクラスノダール地方を結ぶクリミア大橋(ケルチ海峡大橋)で貨物車両が爆発しました。

ロシア・スプートニク通信が8日土曜、同国国家反テロ委員会の発表として報じたところによりますと、現時点では事故か事件によるものかは明らかになっていないということです。

露国家反テロ委員会の発表では、現地時間8日午前6時7分(日本時間同日午後0時7分)ごろ、クラスノダール地方・タマン半島からクリミア半島をつなぐ自動車専用道で貨物自動車が爆発し、並行して通っている鉄道線の燃料タンク車7両に引火しました。

この爆発で道路の一部が崩壊したものの、負傷者は出ていません。

なお事故現場は通行止めとなっており、地元当局などの話では道路の片側は使用可能だとみられるということですが、通行再開の目処は立ってません。

この事故に関して、プーチン・ロシア大統領は、原因究明のための政府委員会の組織を命じました。

さらに今回の爆発を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領の顧問を務めるミハイル・ポドリャク氏は、次のような犯行声明ともとれる投稿をツイッター上に公開しました。

その声明内容では「クリミア、橋は始まりに過ぎない。全ての不法は廃されなければならない。全ての盗まれたものはウクライナに還る。ロシアによって占領された全てのものは追い返されるのだ」となっています。

クリミア大橋は全長約19キロメートルでロシア最長の橋とされ、2018年5月に自動車道路が、2019年12月には鉄道部分が開通していました。

 


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