プーチン大統領;「大規模攻撃」不要、ウクライナ破滅の意図なし
(last modified Sat, 15 Oct 2022 05:19:02 GMT )
10月 15, 2022 14:19 Asia/Tokyo
  • プーチン大統領
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ロシアが、ウクライナを破滅させる意図はない、との見解を示しました。

ロイター通信によりますと、ロシアのプーチン大統領は14日金曜、ロシアにはウクライナを破滅させる意図はなく、大部分の標的をすでに攻撃したため、ウクライナに対する新たな「大規模攻撃」の必要はもはやないと述べています。

プーチン氏は、カザフスタンの首都アスタナで開かれたCICAアジア相互協力信頼醸成措置会議後の記者会見で、予備役の部分動員を向こう2週間で終了させ、追加的な動員の計画はないと明らかにすると同時に、ロシアには協議を行う用意があると改めて表明しました。

また、ウクライナが協議に参加する場合は国際的な調停が必要になるとし、これまでにもロシアの領土保全を守るために核兵器の使用も辞さない姿勢を表明しています。

同日も、NATO北大西洋条約機構軍がロシア軍と直接衝突すれば「世界的な大惨事」になると警告しました。

さらに、「ウクライナに対する行動を起こさないのは悪いことだった」と述べ、「われわれは正しく、時宜を得た行動を起こしている」と述べました。

そして、米国のバイデン大統領との会談は「必要ない」と表明し、11月にインドネシア・バリで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するかどうかはまだ決めていないと語っています。

ウクライナでのロシア特殊軍事作戦開始から8ヶ月目に入り、軍事行動が長期化する中、プーチン氏の発言のトーンは若干和らいだようにも見受けられ、今後どのような行動に出るのかが注目されます。

 


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